2012年08月25日

「勝負の1分」に全力=車いすラグビーの激闘支える―三山慧さん〔パラリンピック〕

「勝負の1分」に全力=車いすラグビーの激闘支える―三山慧さん〔パラリンピック〕

時事通信 8月25日(土)17時30分配信

 修理に与えられる時間は1分。激しいタックルが繰り広げられる車いすラグビーで、車いすの故障は付きものだ。1分以内に直せない場合は選手を交代し、コート外で修理しなければならない。ロンドン・パラリンピック日本代表チームのメカニック担当、三山慧さん(26)は「1分間が勝負。自分のせいで試合の流れを変えたくない」と短時間に全精力を傾ける。
 車いすは、1ミリ単位でキャスターを調整でき、座面のシートの張り方によって重心の掛け方を変えられる。「選手それぞれにこだわりがあり、全てをかなえたい。車いすのせいで負けてほしくないから」。試合中は車いすの動きを注視して不具合がないか確認。試合後は体育館に残り、全選手の車いすを整備する。
 大学1年の夏、バイクで事故に遭ったのが転機となった。入院先で今回の代表メンバー、官野一彦(31)と知り合う。退院後に車いすラグビーを始めた官野の練習を見に行った。「頸椎(けいつい)を損傷した人が激しくぶつかり合うなんて」
 競技に引かれ、2007年には日本代表チームのスタッフとなってシドニーでの国際大会に同行。試合中に車いすが壊れ、素早く修理する外国のメカニック担当者を見て、「格好いい。自分もあんな風になりたい」。08年北京大会はメカニック担当として参加した。
 ロンドン大会では一つの夢がある。「日本がメダルを取った瞬間、選手を抱きかかえたい」。北京で優勝した米国チームのメカニック担当者が選手を車いすごと持ち上げ、喜びを分かち合っていた光景が忘れられない。「選手がベストパフォーマンスを出せるように支える自信はある」と言う。メダル獲得を信じて、コート脇で集中する。(了)
三山慧(みやま・けい)

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